<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2025-1-12<br>更新日: 2025-1-14 </span></p> # スタディ通信:2025年1月号 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 &#13;&#10; --- &#13;&#10; ### ふりかえり 昨日、2025年初回の『諸相』スタディが終了しました。 内容は文庫判上巻の「宗教と神経学」の講。ここは以前、2回ほどやっている部分ですが、今まで私の理解が追いついていないので未消化のまま駆け足で通り過ぎた箇所です。 今回は「プラグマティズム」という思考枠組みを軸に、この「宗教と神経学」における議論を使って「アルコホリズムの原因にAAとして言及しない」というAAの姿勢の意義を浮かび上がらせることができました。この点は日本のAAではほとんど理解されていないので、ここらでまとめられてよかった。 ### 25年の展望 さて、そんな『宗教的経験の諸相』を読んでいく営みを続けていますが、25年はそれをもう少し豊かにしてゆく年だと感じています。 ここ4年ほどをかけて、ジェイムズを中心としたアメリカのプラグマティズム関係の資料を集めていました。大学図書館が近所にあり、それが利用できるならいいのですが、うちはそういった環境が近くにないので資料集めも一苦労。お金もかかるし。 なんとか基礎資料は集まりましたので、今年はアメリカの宗教・哲学思想を中心として「AAはなぜ効果があるのか」をテーマにした記事を連載開始できそうです。 このスタディ通信はスタディ・ミーティングのまとめと活動報告なので、まとまった文章ではありません。ここいらでまとまったものをこの5年間に作った土台の上で発表し始めたいと24年から考えていたのでした。そのためにこのサイトも作りましたし。 &#13;&#10; &#13;&#10; あとは滋賀県でオフラインのスタディ・ミーティングをやると言っていましたが、現在のタスクを考えるとそちらまで手を伸ばせそうにないので延期です。 滋賀での地盤作りもしなくてはならないので、「集中と選択」。 そんなこんなの営みを続けていきますので、またよろしくお願いします。