<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2024-11-21<br>更新日: 2024-11-21 </span></p> # スタディ通信:2022年6月号 6月の『諸相』スタディも今週末、6月4日(土)に迫ってきました。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか。僕は本日、パワポのスライドのノート機能に気づき「なんでこんな便利なものを今まで見落としていたのか」と思いました、マジで。 --- 6月は通常の、テキストを順番にやっていくセッションではなく、一つのトピックを扱う特別セッションになっています。扱うトピックは「祈り」です。 12ステップに関心のある方なら「祈り」というのは > ステップ11  > 祈りと黙想を通して、**自分なりに理解した神**との意識的な触れ合いを深め、神の意志を知ることと、それを実践する力だけを求めた。 というステップ11の文面を思い出される方もいるかもしれません。もしくは、ミーティングの終わりにみんなで唱える「平安の祈り」を思い出すでしょうか。 しかし、もしかすると「祈りとはどのような行為で、そこで何が起こるのか、何を目指すべきなのか」といった**「12ステップにおける祈りの効果」は考えたことはないのではないでしょうか。僕自身、ジェイムズの『諸相』を読むまでは、そのことを考えたことはありませんでした。 一体、12ステップにおいて、「祈り」はどう位置付けられているのでしょうか? 今回の特別セッションではその疑問に答えていこうとおもいます。この疑問は、自分がスポンサーをやるときに重要なものになってくるものです。 &#13;&#10; &#13;&#10; <center>・ ・ ・</center> &#13;&#10; 『諸相』においてジェイムズは「祈り」において人にどのような現象が起こるのか、何がその現象を引き起こすのかを論じています。 ジェイムズの「祈り」についての分析は、どうやらビル.Wにとっても重要な示唆を与えたようです。ビルの伝記である [Pass it on](https://www.aa.org/pass-it) には、ビル自身が諸相から読み取った重要なポイントとして「ハイヤーパワーの助けを懇願すること」が挙げられています。それは、ジェイムズの語る「祈り」に相当するものでしょう。 ジェイムズの「祈り」は特定の宗教のやり方を指すものではありません。また、特定の祈りの言葉に関するものでもありません。 宗教の領域よりも、さらに広い領域での行為として「祈り」を捉えるジェイムズを学ぶことは、私たちのステップワークにとっても有用でしょう。その領域は、私たちが成長を目指す「スピリチュアリティ(霊性)」の領域なのですから。 &#13;&#10; &#13;&#10; <center>・ ・ ・</center> &#13;&#10; Pass it on は日本語翻訳がありませんが、その内容や12ステップとの関係を知りたければ、ぜひ下記「心の家路」さんのスタディ記事をお読みください。 [**ビッグブックのスタディ (46) ビルの物語 17**](https://ieji.org/big-book-study/big-book-study-guide-046#) また、ビルと『諸相』との関係については、「ビル・Wに問う (19) ビル・Wの霊的体験」を紹介します。こちらも事前に目を通してもらうと、スタディが面白くなるかと思います。 [**ビル・Wに問う (19) ビル・Wの霊的体験**](https://ieji.org/lets-ask-bill-w/lets-ask-bill-w-19) ではでは、当日、お待ちしています。