<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2024-11-16<br>更新日: 2025-5-11 </span></p> # スタディ通信:2022年5月号 今月の[『諸相』スタディ](https://note.com/shima_2019/m/m99892422d2b3)は今週末、5月7日(土)に迫ってきました。 今回は『諸相』下巻の「後記」を扱います。まず、前回までの「結論」の復習をしてから「後記」の内容に入る予定です。「後記」においては「神の絶対性」というテーマが出てきます。「絶対性」と聞くと、AAメンバーは[オックスフォード・グループ](https://ieji.org/glossary/oxford-group)の四つの絶対性(The Four Absolutes)という道徳規準を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回のスタディでは、神の絶対性や四つの絶対性ともからめながら、「私たちにAAの解決である『霊的体験・目覚め』を引き起こしてくれる神は、唯一で絶対の神でなければならないのか?」というテーマを扱ってみようと思います。 &#13;&#10; &#13;&#10; ジェイムズが扱う「神の絶対性」の議論は、AAがオックスフォード・グループと袂を分かった経緯を踏まえて読むと、とても面白い部分です。この歴史的経緯については、ぜひE.カーツの [**Not-God**](https://www.amazon.co.jp/dp/B08R6QBFR3/ref=cm_sw_r_tw_dp_JEHFND6NYTP9SD2WMC75)(日本語タイトル『アルコホーリクス・アノニマスの歴史』)第一部「第二章 最初の成長」をお読みください。第二部「第九章 AAの意味と意義」あたりにも簡潔でよくまとまった記述があります。 また、心の家路さんに訳出・掲載中の「[**ビル・Wに問う (7) オックスフォード・グループについて**](https://ieji.org/lets-ask-bill-w/lets-ask-bill-w-07)」ではビル自身の筆によって、オックスフォード・グループからAAが独立した理由が語られていますので、こちらもぜひお読みください。