<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2024-11-21<br>更新日: 2024-11-21
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# 自身の「恨み」について
9月からは自分のことを、今でも本当に恨みがましい人間だなぁと感じることが多くなりました。12ステップをやって恨みから完全に解放されたように思ったこともありましたが、僕の場合はそんなことはなかったです。
根深く強い憎しみは、今でもあります。そりゃそうだよな、って思ってますよ。
これは日々の棚卸しとかを通じて、否定できないこととして、自分の目の前に現れてきました。同時に、利己心についての認識も変わってきました。
僕は以前、利己心そのものが神との間の障壁になるのだと考えていました。恨みは利己心の表れである、ってビッグブックにもありますよね。なので、恨みを手放していく12ステップは、利己心をどんどんなくしていくプログラムなのだと解釈していました。
ですが、今は人の利己心はなくならないと強く感じています。同時に、利己心そのものは生存に必要であって、神が与えてれたものだとも感じています。ですが、その利己心が神との交わりの障壁になるときはあって、それは自分の利己心や利己的な振る舞いを認めていないときだと考えるようになりました。
そのとき、私たちは神ではないのに、神を演じています。利己心そのもより、自分のどうしようもない利己主義を見ず、それを認めずに全能の神を演じる自分の生き方が神との障壁となるのではないか、と感じるようになっています。
そもそも、ビッグブックに「利己心を完全に無くせ」とは書いてなかったですしね。
そして、人はどこまでも利己的であるけれども(神にはなれない)、それでもなお、自分達を正気に戻してくれるハイヤーパワーの力がある。それが恵みなんだ、と感じるわけです。
今はかつてのように、自分の利己心も恨みも「そんなものは自分にはない!」と、猛烈に自分も他者も偽ろうとする生き方からは少しずつ解放されているので、以前と比べるととても楽な生き方をさせてもらっています。
> Amazing grace!(how sweet the sound)
> That saved a wretch like me!
> I once was lost but now I am found
> Was blind, but now I see.