<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2024-11-21<br>更新日: 2024-11-21
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# ステップを教えること、教わること
> 「通常」のミーティングでの「分かち合い」に慣れ親しんだ私たちにとって、ミーティング・リーダーが12ステップを「教える」形式のセッションには戸惑いを感じることもあるでしょう。
> それについては、AAの共同創始者ビル.Wの文章をお伝えしておきます。
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> 「12のステップを教え、実行することで得られるソブラエティーアルコールからの解放ーがAAグループの唯一の目的である。かつてグループは、それ以外のことに何度も手を出し、そのたびにかならず失敗をした。……この原理からはずれたとき、まちがいなくAAは破滅するだろう。AAが破滅したら、だれが助かるのか。」ビル.W, AAグレープバイン誌 1958年2月号
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> 私たちAAメンバーには、新しい人に12ステップを教える責任があります。[^1]
プログラムを実行する上で「教わる」ことと「教える」ことは極めて重要ということをこのところ強く感じます。
私見では、「教える」には「教わら」なければなりません。テキストをしっかり学びましょう。優れた教え手から学びましょう。そして自分が教え手になりましょう。
「プログラムは学ぶものでも、教わるものでも、ましてや議論するものではない」というノイズはほっていて。
[^1]: ワリー・P, 2016, 『バック・トゥ・ベーシックス』 ジャパンマック訳, 萌文社, 訳者後書き.